織部製陶株式会社

コンバージョン・復元

歴史的価値の高い建築物や、その土地で長く愛され親しまれた建築物の復元。
また、既存建物の用途を変更しリノベーションを施して新しい建物へ生まれ変わらせる、コンバージョンプロジェクトのお手伝いをいたします。
既存タイルに合わせ質感・色調を再現致します。
私どもは「やきもの」製品を「生み出す」だけでなく、建築に「寄り添える」素材メーカーを目指しています。

前川建築のタイルは、外壁と構造体が一体の『打ち込みタイル』を代表に、前川建築の空間を司る重要な要素の一つとされています。

前川は、『建築というようなものを考えるとマテリアル(素材)を考慮に入れないわけにはいかないだろう。その時にたとえば壁の材料というようなものは、壺の形の意味と似たようなことを考えざるを得ない。壺のもっている大切な(酒)中身を守ってやるという…形自体の呼びかけがあると思うんだ』と述べているように、焼き物に対しての造詣が深く、我が国の高温多湿、寒暖差の激しい気候風土を踏まえ、タイルの可能性を追求してきました。
その結果今や、日本の近代建築を語るうえで、重要な要素となり、海外からも多くの方が、全国各地にある前川建築を訪れています。

それらの思いを受け継ぐ改修に携わり、窯やその焼成燃料、粘土さえも変わってしまった昨今、タイル製作に携わった織部製陶さんには産地を推察して他県の陶土を使用し、シャトルキルンを用いて温度の微調整を繰り返したり、シャモットの粒度を上げて素材の持つ質感、粗雑さを生かしたりと、試行錯誤を繰り返しながら製作に挑み、その建物の置かれている風土や空間、設計意図に合ったタイルを製作してもらっています。

前川建築設計事務所  江川 徹

1936年4月、阪急電車ターミナルと映画館やレストランを設けた総合レジャービルとして開業。ビルに電車が入るモダンなデザインが神戸三宮のランドマークとして親しまれておりました。
しかし、阪神・淡路大震災で全壊。その後26年の歳月を経て高さ120mの高層ビルとして完成。その低層部に旧ビルのデザインが再現されました。

明治2年に開校し、昭和8年に移転新築された旧清水小学校の校舎を活用して建てられました。
80余年におよぶ学び舎としての歴史を刻み込んだ外観や内装など、特徴的な意匠を継承しながら、ホテルへと生まれ変わるためのお手伝いをさせていただきました。
新建築2020年9月号に掲載されました。

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